木村健世さんの「迷子学入門Ⅱ」が終わり、京島校舎が一気に寒くなったし、寂しくなった。シャッターを下ろそうか、迷っていた。しかし、果物屋さんやたいやき屋さんも開いているのに、開けておかないわけがないだろう、と自分に言い聞かせた。
19:30
おじさんがふらりと立ち寄る。すぐさま畳に座った。「毎日が楽しいぜ!」の絵を見て、『誰が描いたんだよ?小学生か?』と、おじさんが話しかけてきた。申し訳ないことに、話していただいた内容の7割は聞き取ることができなかった。時々聞き返したりするがそれでも聞き取れなかった。それでもコミュニケーションが成立させているかのように相づちを打っていた。
『なんのために(実際の)大学行ってるんだい?行った所で就職なんてないだろうに…』と。確かに自分は就職や進学が決まったわけでもないので、苦笑いしながら答えていた。
『ここの(キラキラ橘)商店街はイイ所だよ。亀戸の商店街なんて恐くてダメだよ。』など、30分近く、話をした。
(おじさんと話をしている最中の出来事)
ティトスの子まちに来ていた女の子とそのおかあさん京島校舎の前を通りがかった。女の子が『あっ、メガネ!』とこっちを指差した。おかあさんが笑っていた。まさか京島の空き地以外で声をかけてもらえるともらえるとは思わなかった。
Y・Kさんが京島校舎の前を通りがかった。『また来るね!』と言って、去っていった。
20:00
おばさんが2人来校した。通りがかりに興味をもち、京島校舎の中に入ってきてくれたみたいだったので、『「墨東大学」という企画をやってます』、と説明すると、『大学病院もつくってくれればいいのにね!』と笑っていた。
生まれも育ちも墨田区という一人のおばさんが『私はこの区から出たことないんだけど、外の人から見て、ここどう思います?』と話しかけてきた。渋谷や新宿など東東京を引き合いに出しながら、『ご近所と仲良く、助け合いながら生活をしていくことが大切です』のような回答をした。すると、『だったらもっとここに貢献できることしないと。商店街の会合には出たの?若い人の意見を取り入れて、一緒にやっていかないとね』と言われた。確かにまだ告知が至らない部分もあるが、自分たちだけで楽しんでいる部分はもちろん前々からわかっていることだしな…と、自分に言い聞かせながら聞いていた。
『ちなみにここ(京島校舎)の前の人が通る人数数えたことある?』と問いかけられた。そう言われてみると数えたことはなかった。『今度時間帯決めて数えてみなさいよ。これで100人ぐらいしか通らなかったら(商店街の会合で)言わなきゃダメよ。もっと人が来るにはどうしたらいいかって。明日(12月11日)朝市があるんだから色々なお店に行って、お客さんに『どこから来たんですか?』ってインタビューしてきたらいいわよ。それをまとめて商店街の会合で話したらいいのよ』と。話を聞いているだけで、このおばさんからはキラキラ橘商店街が好きなのだなという想いがかなり伝わってきた。『ちなみに、イトーヨーカドーは行かれたんですか?』と聞くと、『言ったわよ。ダメね~笑。でも、ここの商店街好きだから買い物してるわよ!』と返してくれた。
帰り際に、『この畳に動くの?危ないわね~』と言った。もう自分は慣れているから、感じなくなったけど、知らない人が座ると確かに危ないかもしれない。
慣れてしまうと、色々見えなくなってしまうことが多い。
20:30
M・Iさんがやってきた。「おしょくじ」に関することを聞かれた。『墨大の講義に「おしょくじ」ってあるけど、どっち(向島or京島)のかな?』と。『もしここ(京島校舎)に置いてもいいなら、Bunkanから(京島おしょくじ)持ってくるけど、どうする?』と聞かれた。京島校舎のシャッターが毎日開けていられるならいいけど、そういう状態にできていないしな…と反省した。『ここ(京島校舎)のシャッターが開く日に、Bunkanから運べばいいのかな…』と言われたので、『もしそういうことになればやりますよ!』と返事をした。後日、加藤先生?にご連絡するようなことを言っていた。
合計5人の方が来校してくれた。
中島和成
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