2010年12月16日木曜日

講義録:フィールドワークあるある大会(仮)(臼井・仲尾・村井)

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日時:2010年12月16日(木) 16:00〜18:00
会場:旧アトレウス家
講師:臼井隆志、仲尾千枝、村井洋子
参加人数:16人
内容:街や地域に関わり始めて、「フィールドワーク」という言葉を頻繁に耳にするようになりました。学校で勉強する「フィールドワーク」は、記述や写真でデータを取り、論文や地図や相関図に編集する膨大な作業です。一方でただ現場におもむいて街を歩いたり人と話をしたりすることだけの作業でも「フィールドワーク」と呼ばれることもあります。
本講座は、こんなふうに定義や実態が曖昧になってきた「フィールドワーク」を研究の手法として実践している学生が開講します。「フィールドワーク」という作業の過程で生まれる「あるある」エピソードを出し合い分類する、受講生参加型のブレインストーミングを行い、「フィールドワーク」の経験の整理とその効用の明確化を目指します。
「フィールドワーク」をしたことがなくても、日記などをつけて記録をするのが好き、出来事を人に伝えることに興味がある方を受講生として募集しています。ぜひふるってご参加ください。
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経過:
第1部:フィールドワークの“あるあるネタ”!
「調査対象者に自分の研究のことをどこまで話す?誤解されたままでいいのかな?」
「調査対象の欠点を指摘したり、傷つけたりするような記録は公開できないよな…」
「「客観的なデータを!」とフィールドワークの教科書的な本には書かれているけど、個人の主観でもいいんじゃない?」
「現場に関わるのだから、現場の動きを多少操作してもいいのでは?」
「なかなか現場の雰囲気を文章化できない。現場をイキイキと描き出すために、記録のルールの設定が重要。」
フィールドワークを今まさに経験している4年生を中心に、フィールドワークのあるあるネタを出し合いました。


第2部:オリジナルのフィールドワークを考える!
3グループに分かれて、第1部の“あるあるネタ”から自分たちがするフィールドワークを企画しました。①テーマ②期間③場所④記録方法⑤アウトプット の5項目を発表。
→発表内容:
・リア充とは?: Nさんの合コン体験から考える
・家の間取り: 想像と実際
・オンラインフィールドワーク: 2ch就活板から
(報告:臼井隆志)

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